著者 : ティボール・ローデ
モナ・リザ・ウイルス(上)モナ・リザ・ウイルス(上)
ボストンに住む神経美学者ヘレンは、ある日、見知らぬ男からの電話を取った。その男パトリック・ワイズは、自分の父親が失踪し、それにヘレンの娘が関与している可能性があるという。離れて暮らす娘が行方不明だと知ったヘレンは、ワルシャワのワイズ邸へ向かう。一方、アカプルコでは全米のビューティークィーンが消息を絶ち、FBI捜査官ミルナーが現地へ飛ぶ。同じ頃、ブラジルや中国ではミツバチの大量死が発生、拡大の兆しを見せていた。世界各地で同時多発的に起きる事件には関連が?ドイツ・ミステリーの新機軸となる傑作エンタテインメント!
モナ・リザ・ウイルス(下)モナ・リザ・ウイルス(下)
ライプツィヒでは市庁舎が爆破され、ミラノでは「最後の晩餐」が破壊された。インターネット上では「黄金比」をもつ画像を歪めるウイルスが拡散され続けていた。ミルナーはFBI長官の指示で急遽ロンドンへ向かい、コンピューターウイルスの調査を始める。一方、ヘレンは娘を探しにプラド美術館へ向かったが、そこで犯人の罠にはめられる。ルーヴルの修復センターに招かれるほど著名な研究者だったヘレンは、犯人から娘を救う条件として悪夢のような要求を突きつけられる。双子の「モナ・リザ」にまつわる衝撃の秘密が明かされる、圧巻の下巻!
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