著者 : ティム・ラヘイ
「ノアの箱舟」は実在するのか…?聖書考古学者マーフィーのもとに謎の老人メトセラから、不思議なメッセージが届いた。そのメッセージに導かれ、マーフィーが手に入れた、瀝青を塗った小さな木片が五千年前のものだと判明する。それはどうやら、「ノアの箱舟」の一部分であるらしい…。老人はこのメッセージを通して何を告げようとしているのか?相前後して、マーフィーの周囲では奇怪な出来事が続発する。マーフィーはトルコの秘境アララト山に向かおうとするが…。
CIAはアララト山の秘密を知っていた!マーフィーはCIA本部に赴き、半世紀にわたって、合衆国空軍機や偵察衛星によって撮影された写真を含む極秘の「アララト異常現象ファイル」にアクセスして、そこに謎の人工物の痕跡があることを確認する。マーフィーに協力的だったFBI捜査官が何者かに射殺されるなか、アララト山の氷河で箱舟捜索に乗り出したマーフィー探検隊にも恐るべき魔の手が!そして箱舟に隠された文明を揺るがす秘密とは?壮大なスケールの伝奇小説、驚くべき展開。
旧約聖書「民数記」に癒しの力を持つと記されている「青銅の蛇」-。預言者モーゼが作ったとされる「青銅の蛇」はその後、失われたと信じられていたが、聖書考古学者マーフィーは謎の老人の導きで、その在処を記したパピルスを手に入れた。宗教的狂信者によるテロがささやかれる不穏なアメリカを離れ、中東へ飛んだマーフィーの周囲では驚くべき事件が続発する。「インディ・ジョーンズ」を超える壮大なスケールで、全米を興奮させた超大型冒険伝奇アクションシリーズここに開幕。
さらに怪異はつづくー!三千年前、偶像崇拝禁止により、三つに破壊された聖遺物「青銅の蛇」は、バビロニアに移されたのち、さらに中東の某所に隠されたという。アラビア半島に飛び、まず頭部を手に入れたマーフィーを苦難が襲う。腹、そして尾はどこに?謎の勢力の妨害をはねのけ、三つを合体して解読されたメッセージ。それは古代バビロニアのネブカドネザル王の神官ダクリが残した驚くべき予言だった!聖書の謎に挑み、古代と現代を結ぶ壮大な冒険は、読者を最後の最後まで放さない。