著者 : トニ・モリスン
神よ、あの子を守りたまえ神よ、あの子を守りたまえ
彼女の名はブライド。漆黒の肌に白い衣装をまとうたぐいまれな美女。仕事でも才覚を評価され、まったく不満のない恋人がいる。しかしその完璧な生活は、昔の知人と再会した日から静かに崩れはじめた。突然去った恋人を追って車を走らせた彼女が、思いもよらない旅の果てに出会うものとは?ノーベル賞作家が初めて現代を舞台として描いた傷を抱えた子供と大人たちの物語。
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元兵士のフランクは戦争の悪夢から逃れられず虚ろな日々を送っていた。しかしある日、妹のシーが勤め先で病床にあるという知らせが彼のもとに届く。シーを迎えに行ったフランクは、ともに帰郷しようと決める。小さく息苦しかった故郷の町、ロータスを出たいがために、昔の彼は入隊したのだが…。1960年代のアメリカを舞台に傷を負った兄妹の旅路を描いた、ノーベル賞作家による静かな慰めに満ちた物語。
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