著者 : トミイマサコ
学園ゴーストバスターズ 夏のおもいで学園ゴーストバスターズ 夏のおもいで
望月冴子と一色恭夜は、特殊能力アリの中学生。冴子は自ら出現させた刀で「霊を斬って成仏させる」し、憑かれ体質の恭夜は「霊を説得して成仏させる」ことができるのだ。ある日、ふたりは近所の病院の看護師から「院内に棲みついた霊を見てほしい」との依頼を受ける。それは搬送されてすぐに亡くなったおばあさんの霊で、さっそく恭夜に憑依して曰く「少女時代に命を救ってくれたお医者さんにお礼を言いたい。この病院にいるはずだから捜して」。というのも亡くなる直前、おばあさんは昔とまったく同じ姿をしたそのお医者さんを、院内で見かけたというのだ…。
学園ゴーストバスターズ学園ゴーストバスターズ
入学式の朝。中学生の一色恭夜は、例によって霊にからまれていた。恭夜は代々女だけが生まれ、会話によって「霊を説得」し成仏させる役目をもつ一色家に、初めて誕生した男の子だ。そんな恭夜の前に颯爽と現れたのはひとりの少女。自分の体内から日本刀を出して霊と対峙する望月冴子だ。彼女は代々男だけが生まれ、武器によって「霊を斬る」ことで成仏させる役目をもつ望月家初の娘だった。これまで面識のなかったふたりは、同じ三日月中学に通うことになったその日から、協力しあうことに…。中学生コンビの痛快&ほっこり霊障解決ストーリー!
黄泉坂案内人黄泉坂案内人
タクシードライバーの磐田速人は、ある日「入日村」に迷い込む。そこは河童や天狗などの妖が闊歩する不思議な場所だった。村で出会った少女・彩葉はこの村を、うつし世とあの世の狭間に漂う存在なのだと言い、速人に仕事の手伝いを持ちかける。それは黄泉の国まで続く長い坂を登りきれずにさまよう魂を、坂の上へと導くこと。元の世界に戻れない速人は、彩葉と共に魂を救う旅に出るのだが…。心にしみる絶品ファンタジー!
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