小説むすび | 著者 : トレイシー・ダグラス

著者 : トレイシー・ダグラス

あの夜の授かりものあの夜の授かりもの

あの夜に授かった天からの贈りもの。 二人で分かち合うべきだけれど……。 1年前からフロリダのキーウエストで働くステイシーは、 事故で重傷を負った同僚を病院に運びこんだ。 怪我の状況をきこうと担当医の顔を見て、彼女は息をのんだーー 5年前、ビーチでめくるめく情熱の一夜を分かち合ったルイス! あの翌日、彼は医療活動で海外へ旅立ち、それっきりになっていた。 今、目が合ったはずなのに、驚いた表情を浮かべたルイスは 非常口のドアを押し開け、どこかへ行ってしまった……。 しっかりしなさい。落ち着くのよ。そう自分に言い聞かせる。 だがほどなく、ステイシーは仕事で再びルイスと顔を合わせた。 もう向き合うしかないーー私の4歳になる息子の父親である彼と! USAトゥデイのベストセラー作家トレイシー・ダグラスが贈る、予期せぬ妊娠物語! 顔やふとした仕草など、ルイスと息子がよく似ていることに気づき、愛がこみ上げるステイシー。でも彼がいつまた突然遠い国へ行ってしまうかわからず、恋をためらい……。

捨てられた聖母と秘密の子捨てられた聖母と秘密の子

あなたは突然、私を捨てたーー 小さな命を私の中に残して。 ケイトはこれから2週間、地中海を巡る豪華ヨットに乗船し、 アシスタントドクターとして働く予定だ。独りで育てる幼い娘を連れて。 娘にあらゆるすばらしいものを見せ、体験させてやりたかった。 楽しい旅になると期待に胸を膨らませていた矢先、急患が発生する。 すばやく処置を施そうとしたケイトが周囲に協力を頼んだとき、 聞き覚えのある声がし、思いも寄らぬ男性が現れたーーデヴィッド! いいえ、それは偽名。彼の正体は、さる国の王子ダヴィアン・デ・ロロソ。 私に一般人と信じこませたあげく、ある日忽然と姿を消した不実な元恋人。 彼がいなくなった直後、身ごもったことに気づいたのだった……。 そのことを、娘と同じ黒髪に空色の瞳の彼に秘密にしておけるだろうか? 愛娘にすてきな思い出を作ってやりたかったのに、まさか今までそばにいなかった父親に会わせてしまうことになるとは! 家庭を捨てた父と苦労する母を見てきたケイトは、不誠実な男性とはもう関わりたくありませんでしたが、昔と同じ熱い想いが湧き上がり……。

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