著者 : ナターシャ・プーリー
フィリグリー街の時計師フィリグリー街の時計師
ローカス賞処女長編賞候補作。 19世紀倫敦(ロンドン)と明治日本を舞台に紡ぐ奇想ミステリー その時計には、運命の歯車が組みこまれていた。 1883年ロンドン。内務省に勤める 孤独な青年サニエルは、誕生日の 夜、下宿部屋に見覚えのない懐中 時計が置かれていることに気づく。 半年後、スコットランドヤードを 狙った爆破テロから間一髪、彼を 救ったのは、奇妙なその時計だった。 爆弾にも使われていた精緻なぜん まい仕掛けーーこれは偶然の一致 なのか。サニエルは知人の警視の 依頼で、天才時計師と名高い日本 人モウリの周辺を調べだすが……。
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