著者 : バッド
俺は転生したんだぞっと。小説を原作としてゲーム化にアニメ化までした『魔導の夜』の世界に、だ。原作の小説こそ途中で飽きてしまったが、ゲーム版はやり込みアニメ版も網羅しているがどうも少し様子がおかしい。そう、俺は転生した。ただしメイン級のキャラクターではなく、ただのモブに。それも本編ストーリーには全く出てこない、もはやモブですらないかもしれないキャラに転生してしまったんだ。両親にも怪しまれないように、ごく普通のモブとしてこの世界を生きようとしてたんだが…。突然、幼稚園で魔物に取り憑かれた同級生の暴走に巻き込まれてしまう!俺でもなんとかなるんじゃないか、と思って戦いを挑むも腕を切られて満身創痍。馬鹿な考えをしたものだ。俺はモブ。明日のニュースで「死んだ幼稚園児」と報道される程度のモブだったのだ。『ジョブを決めてください』ふと、ゲーム開始時に見たことあるメッセージ表示が浮かぶ。生き残るために選んだジョブ『神官』で窮地を脱するが、この選択が意図せずして『魔導の夜』の展開を変えていってしまうのであった。
廃墟街に天津ヶ原市場を作り、勢力の拡大を進める防人たち。しかし、好調がゆえに野菜の供給問題が顕在化したことで、花梨の仲介で軍との取引を行うことに。物資担当の穴山大尉との会合へと赴く防人だったが、その場に現れた外街の顔役のひとりに因縁を付けられる。相手が持ち出してきた重火器を前に、廃墟街最強たる実力の一端を見せつける防人。一方、“等価交換ストア”によって得られた魔石を使って新たなスキルを身に着け、順調に戦闘力強化を推し進める防人と雫だったが、天津ヶ原コーポレーションの勢力圏にやってきた内街の学生たちによるダンジョン攻略の実地研修に遭遇することになり…。固有スキルを武器にダンジョンと共存する世界の救済に挑む、終末ダンジョンファンタジー、第2巻!「第1回一二三書房WEB小説大賞」“大賞”受賞作!!
地球にダンジョンが現れ、世界各地で魔物が跋扈するようになって数十年余り。ダンジョンの出現による魔力の汚染により、人々はスキルという名の力を手にすることになったが、絵物語のような冒険者の時代は訪れず、多くの街が放棄され、経済は衰退し緩やかに滅びへと向かう無法地帯だらけの世界ができあがっていた。死と隣り合わせの廃墟街で、自らのスキルを鍛え続けてきた天野防人は、“残機”スキルによって運命共同体となった謎の美少女・雫とともに、固有スキル“等価交換ストア”を武器にダンジョンと共存する世界の救済に挑むー!!「第1回一二三書房WEB小説大賞」“大賞”受賞作!!