著者 : パトリク・A.ケリ
超能力者が多すぎる超能力者が多すぎる
大道芸で日銭を稼ぐわたしの前に、以前いかさま読心術を演じて苦杯をなめさせられた男、オズボーンが現れた。ある女子大生がキャンパスから拉致されたのだが、父親が有名超能力者に捜索を依頼したところ、その人物はオズボーンそっくりの人相特徴を犯人のものとして透視したのだどいう。かつての仇敵のためひと肌脱ぐ羽目となった失業奇術師コルダーウッドの活躍。好評の第三弾。
金庫のなかのピエロ金庫のなかのピエロ
その朝わたしは、テレビのVTRで旧友クィンプが己れの死を予言しているのに出くわした。世界に冠たる天才のピエロにして、エンターテインメント界の名物男。彼が死ぬ?慌てて駆けつけたわたしのまえに、鍵のかかった金庫のなかかから扮装したクィンプの死体が転がりだすが…。廃業寸前のホテルに展開する難事件。失業奇術師コルダーウッドの推理の行方を軽妙に綴った第2弾。
幽霊に怯えた男幽霊に怯えた男
仕事がら超常現象の類は信じないハリーだったが、今回興行先のペンシルヴァニアの田舎町でおかしな男に出会った。最近幽霊に悩まされているので調べてみてはくれないか、というのだ。だれかの悪戯かと思いきや、男は翌日、本当にビルから身を投げてしまった。幽霊に怯えて自殺?冗談じゃない!奇術師ハリーの活躍を描く軽快なシリーズ第1弾。
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