著者 : パーシヴァル・ワイルド
探偵術教えます探偵術教えます
田舎町のお屋敷付き運転手、P・モーランは通信教育の探偵講座を受講中。気分はすっかり名探偵で、学習した探偵術を試してみたくてたまらない。ところが尾行術の練習相手がたまたま本物の犯罪者だったり、強盗事件に巻き込まれたりと、毎回なぜか大騒ぎに。シロウト迷探偵の活躍を描くユーモアミステリ連作集。新訳「P・モーランの観察術」を追加収録した完全版。
悪党どものお楽しみ悪党どものお楽しみ
賭博師稼業から足を洗い、農夫として質実な生活を送っていたビル・パームリーが、ギャンブル好きでお調子者の友人トニーに担ぎ出され、凄腕いかさま師たちと対決。知識と経験をいかして、ポーカー勝負のあの手この手のいかさまトリックや、思い通りの目が出るルーレット盤の秘密をあばいていくユーモア・ミステリ連作集。新訳「堕天使の冒険」を追加収録した完全版。
ミステリ・ウィークエンドミステリ・ウィークエンド
「ミステリ・ウィークエンド」と銘打たれた冬の観光ツアー。その滞在先で客が死体で発見された。そこへあらわれたあやしげな振る舞いと不可解な言動を繰り返す“自称”夫婦。事件の謎がさらに深まるなか、新たな死体が発見される…巧みなストーリーテリングで読者を翻弄させる名人ワイルドの処女ミステリ長編!P.モーラン・シリーズ未邦訳短編も収録!
検死審問検死審問
リー・スローカム閣下が検死官としてはじめて担当することになったのは、女流作家ミセス・ベネットの屋敷で起きた死亡事件だった。女主人の誕生日を祝うために集まっていた、個性的な関係者の証言から明らかになる真相とは?そして、検死官と陪審員が下した評決は?全編が検死審問の記録からなるユニークな構成が際立つ、乱歩やチャンドラーを魅了した才人ワイルドの代表作。
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