著者 : フィリス・ホールドーソン
偽りの義妹偽りの義妹
両親亡き後、アンは鬼のような大伯母のもとで家政婦同然にこき使われ、20歳になった今、好きでもない男性と結婚させられそうになっていた。もう我慢できない…。アンは古い車に乗って家を飛び出し、カリフォルニアに向かおうとしたが、途中で車が故障してしまった。窮地を救ってくれたのは、ローリーとアンジェラの若夫婦。学生結婚した二人は夫婦で初めてローリーの実家へ行くところだという。二人の車に同乗してほっとした矢先、衝突事故に巻き込まれ、アンは病院のベッドの上で意識を取り戻した。そばにいたローリーの兄マットの言葉で、驚きの事実を知る。若夫婦は亡くなり、彼女はアンジェラと取り違えられていた!
花嫁の告白花嫁の告白
田舎町で小学校教師をしているタマラには秘密があった。まだ何も知らないうぶな少女だったころ、デート相手に迫られ、望まぬ妊娠をしてしまったのだ。厳格な両親は彼女に施設で出産させ、子どもは里子に出された。7年が経ち、タマラは私立探偵に依頼して娘を捜し出した。娘はフランシーといい、サンアントニオで暮らしているという。タマラは娘の顔を見たい一心で、いけないと思いながらも、フランシーの養父クレイトンがいる口腔外科に予約を入れてしまう。そして知ったのだ。裕福ですばらしくハンサムなクレイトンが、亡き妻の代わりに娘を見てくれる、ナニーを探していることを。
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