著者 : ブライアン・グルーリー
湖は餓えて煙る湖は餓えて煙る
ある冬の夜、湖に打ちあげられたスノーモビル。それは十年前別の湖で事故死した伝説的アイスホッケー・コーチが乗っていたはずのものだった。彼を失い衰退した町にかつての英雄の死への疑念が膨らむ。取材にあたるコーチの元教え子、地方紙記者のガスは、誰にも望まれぬまま町の歴史と最愛のチームの暗部に切り込んでいくことになるがー。アイスホッケー選手としても第一線の記者としても挫折したガスが、過去との対峙の末に見出すものとは?迫真の筆致と不屈のジャーナリスト魂が深く胸を打つ感動のミステリ。
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