著者 : ブランドン・サンダースン
高嵐のさなか、アレスカルの名将ダリナルは、やがて人類を襲う恐るべき死の嵐がやってくることを幻視した。同時に何者かに「団結せよ!」と告げられた彼は、パルシェンディとの戦いを終わらせ、嵐の襲来に備えるべく、奔走する。一方、破砕平原で味方の軍勢を通すために敵の矢面に立って谷間に橋を渡すブリッジ隊の隊長となったカラディンは、あるときハイプリンス・サデアスの逆鱗に触れ、罰として高嵐が襲来する夜に宿舎の外に吊るされる。恐るべき嵐に半死半生になりながらも、カラディンもまた人類に死をもたらす嵐の到来を幻視したのだ!傑作ファンタジイ巨篇、待望の第2弾、登場。
何千年ものあいだ、石と嵐の世界ロシャルは全能神から遣わされた十人の使徒により守られてきた。だがその彼らも“無をもたらすもの”との終わりなき戦いに力つき、あとには人類を見捨てた“光の騎士”伝説と、破片剣と破片鎧という武器だけが残された。そして4500年後…アレスカル国とパルシェンディとの同盟締結を祝う宴の夜、サージ結束者にして破片剣の使い手“白き暗殺者”によって国王ガヴィラルが弑されてのち、ロシャル全土は血で血を洗う新たなる激動の時代に突入した!ホイットニー賞、デイヴィッド・ゲメル・レジェンド賞に輝く、壮大なスケールのファンタジイ絵巻、開幕!
解き放たれた“破壊”神が、人々を戦わせ世界を破滅に導いている。隠された貯蔵庫を探し求めるエレンドとヴィンは“西領”ファドレクス・シティの舞踏会で、街の支配者ヨーメンと対峙する。いっぽう“北領”のウルトーは、ケルシャーを崇拝する“同志市民”クェリオンが支配していた。貯蔵庫を探してこの街に来たセイズドとブリーズは、先に潜入していたスプークと合流するが?!さまざまな謎が明かされゆく怒涛の第二巻。
支配王亡きあと混乱し、戦の果てに飢えた帝国を救うため、予言をたよりに「即位の泉」を発見したヴィン。だが、彼女が解放した力は悪しきものだった…。それから一年が過ぎ、新皇帝にして霧の落とし子となったエレンドはヴィンとともに帝国全土を旅していた。街や人々を獣人軍の襲撃から、そして「深き闇」こと霧から守るためー読む者の心を揺さぶるベストセラー・ファンタジイ、世界の謎に迫る最終章・開幕篇。
優しい革命家は死に、その魂は若き王に継がれた。そして今、彼らの都に軍勢が迫る。全米ベストセラー、世界17カ国の読者が熱烈に支持する『ミストボーンー霧の落とし子』待望の第二部。