著者 : ベロニカ・ロス
16歳の少女・トリスは収容されていた監房から脱出し、仲間とともに街の外へ向かった。遺伝子繁栄推進局と称する謎の施設に迎え入れられた一行。トリスは施設内で亡き母の手記を渡され、「異端者」の母が過去に下した選択の秘密に迫り始める。そこには何代にもわたる国家的計画が関係していた。彼女たちがかつて所属していた5つの派閥はなぜ形成されたのか、そして、異端者とは一体何者なのか。真実が明かされる!
仲間とともに遺伝子繁栄推進局に迎え入れられた16歳の少女・トリス。そこは何世代にもわたって保持されてきた「派閥」制度の鍵を握る場所だった。様々な人物の思惑が交差する中で、少年少女たちは決断を迫られていく。トリスと恋人・トビアスの関係も徐々に変化していき…。世界の平和は、「異端者」の遺伝子を持ったトリスに託された。彼女がとった衝撃の行動とは。全米を興奮の渦に巻き込んだ大ヒットシリーズ、遂に完結!
滅亡後、五派閥に分かれた世界。他人とは違う能力を持つ“異端者”である16歳の少女・ベアトリスは、“博学”派閥が作りだした、人々の行動を操るシミュレーション攻撃のデータを手にし、裏切り者として追われていた。ベアトリスと恋人のトビアス、兄ケイレブは、“無派閥”の隠れ家に辿り着き、トビアスの母・イブリンと出会う。トビアスの父・マーカスは政府内でもっとも影響力のある人物で、その支配をトビアスは怖れていたー。
“博学”は、“勇敢”を管理下に置き、人心を操作し続けた。その陰謀のために両親、そして友人を次々と亡くしたベアトリスは、意を決し“博学”本部に出頭し、リーダーのジェニーンと対決する。「最強の異端者」としてジェニーンに処刑を宣告されたベアトリスは、捕らえられ、叛乱を起こそうとする“無派閥”の隠れ家を自白させられそうになるがー。異能の少女は命を懸け、世界を征服しようとする邪悪な計略に立ち向かう!
世界は「性格」によって、“無欲”“高潔”“博学”“平和”“勇敢”の五派閥に分けられた。16歳、選択儀式にのぞみ、所属する派閥を決めねばならない。しかし運命を決する適性テストで下された診断は、いくつもの派に適性のある異端者(ダイバージェント)。そのことは誰にも明かしてはならないー。ベアトリスは“無欲”に属する親に背き、“勇敢”として生きることを決意する。危険過ぎるサバイバル・ゲームの幕が切って落とされた!
16歳、“勇敢”派閥に正式に所属できるのは、勝ち抜いた上位10人のみ。脱落した人間は「無派閥」として過酷な人生を生きることになる。試練に直面したベアトリスは、イクストラクターのフォーに惹かれ始める。そんな中、“博学”のリーダー・ジェニーンに呼び出されたベアトリスは、シミュレーション・セラムに秘められた怖ろしい秘密に気づくー。異端者に課せられた運命は世界を救うことなのか?壮絶なバトルが始まる!