著者 : ペール・ファビアン・ラーゲルクヴィスト
ペール・ラーゲルクヴィストペール・ラーゲルクヴィスト
神という恐るべき謎に挑み続けた、北欧のノーベル賞作家ラーゲルクヴィスト。その孤高の作品群がここに全貌を現わし、巡礼の果てに焼き尽くされた人間の罪が、聖なる地の澄明な風景としてよみがえる。20世紀の最重要作家を、「刑史」「こびと」の名訳で紹介した山口琢磨が、その渾身の力で遺した待望の翻訳が刊行されることは、ひとつの文学的事件である。(文芸評論家 富岡幸一郎) 自分のことを「信仰なき信者」とか「信仰を持った無神論者」などと呼んでいたわけですから、思想遍歴の結論は出せなかったのでしょう。(「あとがき」より) アハスヴェルスの死 海上の巡礼 聖 地 マリアムネ ラーゲルクヴィスト著作目録〈山口琢磨編〉 あとがき〈中川美智子〉
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