著者 : マイケル・ホーニグ
ウラジーミルPの老年時代ウラジーミルPの老年時代
ウクライナとベラルーシの一部を占領した2030年代のロシア。引退して別邸で暮らす元大統領ウラジーミルPは認知症を患い、夜な夜なチェチェン人に襲われる夢を見る。その介護人シェレメーチェフは誠実に元大統領に尽くすが、反政府活動によって逮捕された甥を獄中から救い出すために多額の賄賂が必要となる。金策に行き詰まった彼は、ついに元大統領の私物に手を出して、物語は急展開を見せるが…。現代ロシアの暗部を巧みに諷刺するカオスな「滅茶フィクション」。
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