著者 : マイケル・マローン
最終法廷(上)最終法廷(上)
ノース・カロライナ州の小都市ヒルストンに衝撃が走った。警官を射殺、死刑を宣告された黒人青年ジョージ・ホールの刑執行が、執行前夜、突然、延期されたのだ。人種偏見が色濃く残る州では、この処置をめぐって右翼団体が不穏な動きを開始。市の安全をあずかる警察署長のマンガムは、厳戒体制を敷く。だが、その矢先、死刑囚の弟クープが何者かに射殺された。警察小説のスリルと法廷小説のサスペンスを合わせもつ傑作。
最終法廷(下)最終法廷(下)
弟クープの殺害事件を捜査するマンガム署長は、死体から発見された銃弾が、ある右翼団体メンバーを射殺するのに使用されたのと同じ銃から発射されたことを突き止める。そのメンバーは、死刑囚ジョージに射殺された警官の義弟だった…。一方、ジョージの裁判は、手続きの不備が判明して再審が決定。敏腕弁護士ローズソーンが弁護を担当して、激しい法廷論争を繰り広げる。法廷でやがて明かされる事件の意外な真相とは。
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