小説むすび | 著者 : マクシーン・サリバン

著者 : マクシーン・サリバン

ボスの十二カ月の花嫁ボスの十二カ月の花嫁

子どものためだけの期限付き結婚に、 身も心も結ばれる可能性はない……。 ラーナはヴァレンテ社重役のボスーーマットに夢中だった。 その端整な容貌と自信に満ちた態度は、全女性の憧れの的だから。 ある夜、マットに誘惑され、夢のような一夜を過ごしたものの、 妊娠に気づくと、彼に何も言わず会社を去って赤ん坊を産んだ。 1年半後、突然マットが家に現れ、ラーナは驚きに言葉を失った。 名うてのプレイボーイであるマットは、 結婚するつもりも父親になるつもりもないはずなのに! ところがマットは赤ん坊に自分の誇り高き姓を与えるため、 1年限りの結婚をラーナに提案し、拒むなら法に訴えると脅した。 寄る辺のないラーナは式場で誓いのキスを交わすしかなく……。 マクシーン・サリバンの持ち味は、巧みな心理描写と起伏に富んだストーリー、そして、とびきりセクシーな愛の表現です。形だけの結婚をしたヒーローとヒロインに訪れるのは、はたしてどんな結末でしょうか? 最後まで一気読みしてしまう名作をお見逃しなく!

億万長者の秘密の天使億万長者の秘密の天使

ジェンマは幼い息子が入院する病院で、テイトに再会した。 2年前、パーティで出会った、男らしい魅力あふれる億万長者のテイト。 お互い一目惚れだったけれど、夢のような日々は長くは続かなかった。 わずか数週間後、ジェンマは身に覚えのない浮気を責められて、 ペントハウスを追い出され、熱烈な恋は無残に砕け散ったのだった。 その後妊娠に気づいたジェンマは、ひとりで赤ん坊を産んだ。 自分の子だと知ったら、親権を奪われてしまうかも……。 慌てて立ち去ろうとする彼女の動揺を、テイトは見逃さなかった。 「この子の父親は、ぼくだな?」赤ん坊をひと目見るなりそう言うと、 彼は、親権を奪うよりひどい提案をした。 なんとテイトはジェンマに「きみへの不信感は消えないが、息子のために結婚する」と言い放ったのでした。彼は自分の両親にもそう伝えたため、ジェンマのつらい新婚生活が始まります。誤解が解け、二人が再び愛を確かめられるまでの軌跡を丁寧に綴ります。

秘書のせつない恋心秘書のせつない恋心

傷ついた醜いあひるの子は、 白鳥になっても臆病なまま……。 秘書のキアは直属の上司に頼まれて恋人役を演じなければならなくなり、 そのときから、社長ブラントの侮蔑と欲望のまなざしを感じていた。 直属の上司の元恋人を妬かせるための偽りの関係とは知る由もなく、 ブラントはキアを金目当てで男に近づく女狐だと思い込んでいるのだ。 密かにブラントを慕うキアは、潔白を証せないのがもどかしいと同時に、 彼のような、もてる男性を避けたい理由もあった。 母を傷つけた女癖の悪い父と同類に思えるのだ。 幼い頃、父に醜いと疎まれた心の傷のせいで、男性と距離をおいてきた。 そんなキアの複雑な思いなど知らず、自分が迫ればいちころとばかりに、 ブラントは熱い瞳に蔑みの色をにじませ、誘惑の魔手をのばすがーー 巧みな心理描写と起伏に富んだストーリー、とびきりセクシーな愛の表現が持ち味のマクシーン・サリバン。臆病だから恋ができないのか、恋をするから臆病になるのかーーそんな恋の謎を楽しみつつ、最後まで一気読みしてしまう面白さを、ぜひご堪能ください。

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