著者 : マット・ヘイグ
ミッドナイト・ライブラリーミッドナイト・ライブラリー
ノーラはその日人生のどん底にいた。飼っていた猫を亡くし、仕事をクビになり、いくら悲しくても話を聞いてくれる家族も友人もいない。頭をめぐるのは後悔ばかり。「私がもっといい飼い主だったら」「両親にも亡くなる前にもっと親孝行ができていたら」「恋人と別れなければよかった」「故郷に戻らなければよかった」生きている意味などもうないと、ノーラは衝動的に自らの命を絶とうとする。だが目覚めたとき、目の前には不思議な図書館が佇んでいたー。2020年Goodreads Choice Awardフィクション部門受賞。
トム・ハザードの止まらない時間トム・ハザードの止まらない時間
トム・ハザードは約400年ぶりにロンドンへ還ってきた。歴史教師として。以前に彼がロンドンで暮らしていたのは16世紀末ー彼は400年以上生きている「遅老症」なのだ。思い出のこの地でトムはこれまでの人生を回顧する。生まれた地での魔女狩り、シェイクスピアとの出会い、ペスト流行、太平洋航海、-そして遅老症の人々による謎の組織「アルバトロス・ソサエティ」への加入。この組織に加入させられてから、トムの状況は一変した。ある秘密の責務を負うこととなったのだ。自身の安全と、生き別れの娘マリオンに会う代償として…。悠久のごとく長い時間を生きる男の孤独と愛を描いた物語。
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