著者 : マーシャ・ロリニカイテ
マーシャの日記 その後マーシャの日記 その後
ホロコーストから生還後、ソ連の文化事業局に勤めていたマーシャは、ユダヤ反ファシスト委員会議長の事故死に疑念を抱いたため「不健全な関心」として、突然解雇される。相次ぐユダヤ人のシベリア送り、学長職を追われる父。「私は生き残った。それなのになぜ黙っているのか」。書かずにはいられなかった貴重な記録。
消される運命消される運命
リトアニアへのドイツ侵攻後、すぐに始まったユダヤ人への差別と迫害。グラジーナは、ユダヤ人の友人から「ゲットー」で生まれた赤ん坊を託されることに。「匿えば絞首刑」という恐怖におびえながら、グラジーナは、消される運命にある小さな命をどうしても見殺しにできないーー。職場の同僚が救いの手をさしのべるが……。
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