小説むすび | 著者 : ミルチャ・エリアーデ

著者 : ミルチャ・エリアーデ

エリアーデ=クリアーヌ往復書簡エリアーデ=クリアーヌ往復書簡

▼20世紀に新生した〈宗教学〉を代表する2人が1972年から86年にわたり交わした111通の往復書簡 。 ▼ルーマニア人亡命者、宗教学者、小説家、師弟、そして友として、親しみ溢れる筆致で交わした魂の対話。 宗教学の世界的泰斗ミルチャ・エリアーデと異端の弟子ヨアン・クリアーヌが、1972年から1986年にわたり、母国語ルーマニア語で交わした111通の往復書簡。 エリアーデとクリアーヌは、共に祖国ルーマニアから亡命し、世界を舞台に活躍した宗教学者であり小説家であった。この往復書簡は、書簡を通じた2人の運命的な出会いにはじまり、次第に師弟関係が築かれ、クリアーヌがエリアーデの助言と援助を得て、大成していく軌跡、さらには師を超えゆこうとする師弟間の物語が現われている。 この書簡集はまた、知られざるエリアーデのルーマニア人亡命者としてのアイデンティティと、宗教学者、小説家、そして人として、弟子であり友であったクリアーヌから受けた多大なる影響をも物語っている。 20世紀に新生し、興隆した宗教学は、現代に何を問いうるのか --。2人の異能なる宗教学者の対話から、新たな宗教学の可能性を問う一冊。 序文(マテイ・カリネスク) 編者覚書 往復書簡 1972年8月4日ー1986年1月14日  訳者あとがき  エリアーデ = クリアーヌ略年譜  エリアーデ = クリアーヌ著作一覧  人名索引

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