著者 : ライア・マテラ
あらゆる信念あらゆる信念
LAの法律事務所での一年は、わたしを早すぎる中年の危機へと追いやった。人生をたてなおしたくなったわたしは、せきたてられるように古巣をめざした。思い出と現実が交錯する、わが街サンフランシスコ。だがそこに待ちうけていたのは、一つの錯綜した事件だった…。弁護士ウィラ・ジャンソンの苦く切実な体験をとおして、アメリカのいまが見えてくる。現代ミステリの最前線。
殺人はラディカルに殺人はラディカルに
ロー・スクール卒業後、わたしウィラはサンフランシスコにある左派の法律事務所に就職した。むろんまずは離婚訴訟に酔っ払い運転の弁護から。だが平凡な日々はすぐ終わりを告げた。眼前で事務所のボスを毒殺されたわたしは、過去に根をもつこの事件の解決へむけ悪戦苦闘することを余儀なくされたのだ。60年代への鎮魂歌を奏でる注目の第二弾。
殺人はロー・スクールで殺人はロー・スクールで
わたしの名はウィラ。スタンフォードを卒後、ロー・スクールに通う33歳。両親健在。ただし、いまだにヒッピーだけど。まあ、落ちこめばマリファナぐらいやる身としては、文句も言っていられない。こんなわたしがエディターを務める法律評論ーその編集長が、ある日突然殺されてしまった。一体なぜ?自然体のヒロイン、ウィラ・ジャンソン登場。
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