著者 : リンジー・フェイ
ジェーン・スティールの告白ジェーン・スティールの告白
九歳で親を亡くしたジェーン・スティールは、親戚によって寄宿学校に送られた。そこで彼女を待っていたのは、想像を絶する過酷な日々だった…。艱難辛苦の末に自由の身となった彼女は、人目を避けてロンドンの片隅に暮らしていた。そしてある日、幼少期を過ごした屋敷の新しい主が出した求人広告を目にし、思うーあの屋敷を手に入れられないだろうか?そして彼女は素性を偽って屋敷で働きはじめるが、インド帰りの謎めいた主人と惹かれあい…。気丈なヒロインの活躍を描く異色のヴィクトリア朝ミステリ!
ゴッサムの神々(上)ゴッサムの神々(上)
1845年、ニューヨーク。火事で顔にやけどを負ったティムは、創設まもないNY市警察の警官になった。ある夜、彼は血まみれの少女とぶつかる。「彼、切り刻まれちゃう」と口走った彼女の言葉どおり、胴体を十字に切り裂かれた少年の死体が発見される。だがそれは、街を震撼させた大事件の始まりにすぎなかった…。不可解な謎と激動の時代を生き抜く人々を鮮烈に活写した傑作。
ゴッサムの神々(下)ゴッサムの神々(下)
血に濡れたネグリジェ姿で売春宿から逃げてきた10歳の少女、バード。馬車に乗った黒頭巾の男が子どもの遺体を街外れに埋めたらしいという彼女の証言によって、ティムは19もの子どもの遺体を発見してしまう。彼らの多くは、胴体を十字に切り裂かれていた…。宗派対立、アイルランド系移民排斥などを背景に、苦難に負けず「前に進みつづける」人間たちの勇姿を描いた雄篇。
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