著者 : ルース・オゼキ
あるときの物語 下(下)あるときの物語 下(下)
人生を終わらせようと決意したナオは、その前に敬愛する曾祖母、104歳の尼僧ジコウの生涯について書き残そうと考えて日記をつづる。ナオの日記を読み進めるルースは、様々な問いを抱える。日記はなぜ今ここにあるのか?津波に運ばれてきたのだろうか?そして、ナオはどうなってしまうのかー交錯し、共鳴する人々の運命が向かう先とは。日系人作家の圧倒的な大作。
あるときの物語 上(上)あるときの物語 上(上)
カナダの島に暮らす作家ルースは、海岸に打ち上げられたハローキティの弁当箱を見つける。中に入っていたのは、古びた手紙と腕時計、そして日記だった。日記の持ち主は、東京の中学生ナオ。彼女が書き記す日々の話に、ルースは次第に引き込まれていく。しかし、いじめに苦しむナオは自殺をほのめかす…カナダと日本、現在と過去で響きあう時間と存在。深い思索と笑いと哀しみに満ち、世界を虜にした壮大な物語。
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