人生の旨味と苦味と可笑しみを洒脱な筆致で描く、著者92歳の到達点!パリ文壇最長老による生前最後の傑作短篇集。「ある受刑者」「サンドイッチマン」「記憶喪失」ほか全13篇収録。
仕事が終わって大方の記者たちが引き揚げた夜明けの新聞社の編集室。一人の記者がペンを走らせる…。そこには〈新聞ダネ〉になる登場人物たちが、夜のしじまに躍っている。ジャーナリスト小説。