著者 : ロバート・フォールコン
オカルト集団アラクネーの、〈目醒めの時〉が近づいていた。ついにダン・ブレイディはアラクネーの本拠地へと足を踏み入れる。町の名はハースト・アンダー。ここが彼の1年におよぶ闘いの最後の場所となるはずだ・・・。アラクネーに連れ去られたダンの2人の子供は無事奪還なるか?アラクネーが造営を進めてきた〈迷宮〉とは?そして,目醒める者は誰?オカルト知識を縦横無尽に駆使して描いたアクション・シリーズ,堂々完結。
日々夢想にふけり、ミリタリーごっこに興じる子供たち。そんなある日、リーダー格のティップが何者かに殺された。子供たちは自らの手で仲間の仇を討たんと、まだ見ぬ敵を求め、死亡現場の探検にでかける。だが、そこでもまた一人…。ただならぬ危険を感じたフリンとピッパの兄妹は、身を守るべく、家に代々伝わる呪文の書を持ち出すが…。一方ダン・ブレイディは、エレンの霊から謎の警告を受けていたー月が昇る、危ない、と。
ジェフ・コクレインは10歳になる一人娘を連れ、ゴーストハンティングを職業として生計を立ててきた。怪奇現象が頻発するピットハーストの農場に招かれた彼は、調査を進めるうち、人知れず穿たれた謎の坑道を発見する。開けてはならぬ暗黒の神殿に足を踏み入れた彼らを襲う、アラクネーの恐怖ーやがて彼はダン・ブレイディと合流し、この神殿攻略に乗り出すが…。だがその頃、ジェフの娘にもアラクネーの魔手が及ぼうとしていた。
「西から“危険”がやってくる」エレンの霊が、ダン・ブレイディに告げた。だがそれは一体、どんな“危険”だというのだろう?一方、彼のもとに送り込まれた愛娘の心霊像を手掛かりに、ダンはペニン山脈の麓の町、キャステリグへ赴く。そこで彼を待ちうけていたのは、奇妙な少女と老人だった。アラクネーの被害者だという彼らから告げられた、響くべき計画とは?…血と殺戮を求める悪霊たちの響宴が、いま始まろうとしている。
イングランド地方の、悲劇と呪いの歴史に彩られた寒村ノーフォーク。形容しがたい力に導かれ、この地を再訪するさまざまな男女。おりしも、そこでは考古学者たちの古代ノルド人の遺跡調査が進められていた。やがて男たちの失踪を発端に、この町を惨劇が襲いはじめた。謎の力が秘められた古き護符をめぐって、ダン・ブレイディと“アラクネー”の死闘が幕を上げるー。本格アクション・ホラー、〈ナイトハンター〉シリーズ第2弾。