著者 : ロマン・ロラン
ジャン・クリストフ物語ジャン・クリストフ物語
《『ジャン・クリストフ』はぼくにとって、読書の喜びに目覚めさせてくれた一冊だ》--野崎歓 音楽家の家系に生まれたジャン・クリストフ。 しかし楽団員の父は酒におぼれ、やがて真面目な祖父が亡くなると、少年は働いて一家を支えなければならなくなる……。 つらく退屈な日常の仕事と、思うように上手にならない作曲。 彼は音楽家の才能を開花させることができるのか? ベートーヴェンをモデルに書かれた傑作大河小説の少年時代編を平易な言葉でコンパクトにまとめた、 子供たちのための縮約版『ジャン・クリストフ』。 『ジャン・クリストフ』との出会い 野崎歓 ジャン・クリストフ物語 あけぼの 朝 あとがき 宮本ヱイ子
ピエールとリュースピエールとリュース
18歳だったあなたへーー戦時下のパリ。ノーベル文学賞作家が紡いだ、100年読み継がれる「悲恋」の物語。1958年刊行の角川文庫版を復刻。第一次大戦下に執筆され、1920年に発表された「悲恋」の物語。パリに暮らす汚れを知らぬ若い男女の清純な恋愛が、醜く恐ろしい戦争の現実と、あざやかなコントラストをもって描かれます。私(渡辺浩章)は中学生の時にこの小説を角川文庫版で読み、不眠に陥るほどのショックを受けました。『翼』の岳志と里江子の恋にも通底する、傑作恋愛小説です。 ピエールとリュース 解説1 ロラン理解のためにーーヨーロッパの良心、ロマンロランーー 解説2 『ピエールとリュース』について あとがきーー新版のために 付録 『ピエールとリュース』復刻に際して
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