著者 : ヴァージニア・C.アンドルーズ
刺があるなら刺があるなら
キャシーは37歳。兄クリスと2人の子供、ジョーリイとバートと共にサンフランシスコ近郊に住んでいる。ジョーリイは14歳、バートは9歳に成長していた。平隠な日々を送っているかに見える家族。が、過去の忌わしい記憶で頭が混乱したバートの言動がしだいに変化しはじめた。黒いヴェールの老女と出遇った時を境に彼は狂暴化する。本書、ドーランギャンガー・サーガ第3作目の主人公は、ジョーリイとバートである。2人の眼と耳を通して物語は進行していく。
ヘヴンヘヴン
ヴァージニアの険しい峡谷に住む貧しい一家の長女、ヘヴン。自らの生と引きかえに実母を失った彼女は、呪われた子として父親に疎まれ、継母にはこき使われる。貧困と蔑視に耐え懸命に生きようとするが、身勝手な大人たちのためにヘヴンを含む5人の姉弟たちは散りぢりなってしまった。両親のエゴに翻弄される子供たち、そして彼らを待ちうける数奇な運命とは?好評『屋根裏部屋の花たち』の著者が贈る大河ホラーの集大成。待望の新シリーズ第1弾!
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