著者 : 三萩せんや
その舞いが、奇跡を起こす!豪華スタッフとのコラボから生まれた感動の青春ファンタジー!二〇二一年九月『ポッピンQ-時守たちのラストダンス』として発表された作品を改題。
道端で拾った超絶イケメン魔法使い・キリヤと契約結婚したアラサー会社員・深月。二人は、掃除の行き届いた家においしいごはん、家猫・タロウのモフモフという、しあわせな同居生活を送っていた。しかし、深月が会社のチャラ男で問題児な後輩・ヒロミの教育係に任命されてしまったことで、状況は一変する。しかも、ヒロミはキリヤの知り合いの魔法使いだったことが判明しー!?お騒がせ魔法使い・ヒロミの登場に、キリヤと深月のしあわせ同居生活が大ピンチ!!
「魔法使いを続けるために、どうか僕と契約結婚してください」-結婚コンサルタントとして働くアラサー会社員・深月は、飲み会の帰り道、行き倒れていた謎のイケメン・キリヤを拾う。翌朝元気になったキリヤは「自分は魔法使いだ」と告白。さらに契約結婚を申し込んできた!断固拒否する深月だが、全ての家事を引き受けてくれるという甘い言葉に負けてしまい、おためしの同棲生活を送ることになる。利害一致と思われたこの婚約には、しかし隠された秘密があってー。
「これは、多分、復讐なんです」魂の宿る“まほろ本”を扱う、まほろば屋書店にやってきた新しい仲間・メイ。彼女は、“自傷”する本だった。一方、まほろば屋書店でのアルバイトに夢中のヨミは、姉・エイコから「受験勉強、ちゃんとしてるんでしょうね?」と釘を刺されてしまう。さらに、ひょんなことから“まほろ本”の存在がバレてしまいー。2冊の本を巡るドラマが交錯する、感動の書店ファンタジー第2弾!
恋と進路に悩むヨミに、まほろば屋書店の店主・ナラブは語りだす。それは、不器用な少年が、とある美しい「旅人」と出会う物語だったー。時を越えて、巡りあう「想い」を描く、書店ファンタジー第三弾。
「本と友達になれるなんて、とっても素敵なことだと思わない?」本好きの高校生・紙山ヨミは、司書教諭の紹介で「まほろば屋書店」で夏休みのバイトをすることに。そこは、魂が宿り生きている“まほろ本”を扱った、世にも不思議な書店だった。お店で出会った同僚の青年・サクヤは金髪で無愛想、不良みたいな見た目。しかし彼はいつも、ヨミが見たこともないほど美しい本を持っていてー。青春書店ファンタジー開幕!第2回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞受賞作!
過疎化が進む故郷を復活させるため、市長選に立候補することになったアゲハ。裏公約をしたことで、男ばかりの後援会に火が付いた。ところが、ライバルたちのあり得ない反撃で、静かな町は狂乱へ突入する。驚愕の公選法違反、まさかの再選挙をのりこえて、梅の里を守るため、アゲハは故郷の市長になれるのか?嫁不足、高齢者との絆、産業振興、そしてアゲハの恋の行方…混乱の選挙戦をとおして、アゲハが見つけた答えとは?第二回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞受賞者がおくる青春選挙ノベル!
『マインド・ゲーム』、『ピンポン THE ANIMATION』、『夜は短し歩けよ乙女』など、国内外で高く評価されている、湯浅政明監督初のオリジナル劇場作品『夜明け告げるルーのうた』のノベライズ。 “心から好きなものを、口に出して「好き」といえているか?”をテーマにした本作は、 さびれた田舎町に住む内向的な少年・カイが人魚の少女ルーと出会い、自分の「好き」と向き合い、ちいさな世界を変えていく物語です。 監督自身による完全監修のもと、ポップで、ビビッドな色彩感覚、疾走感あふれる“湯浅節”全開のアニメーションを、小説ならではのアプローチで丁寧に掘り下げていきます。 さらに、アニメでは描ききれなかった、父・照夫たちの目線からの物語も交え、「ルー」の作品世界をさらに楽しめる一冊に。 書き手は、これまで思春期のボーイミーツガールをみずみずしく描いてきた、三萩せんや。 カバーイラストは、湯浅政明監督とサイエンスSARUによる描き下ろし!
魂の宿る「まほろ本」を扱う、まほろば屋書店にやってきた新しい仲間。それは、“自傷”する本だったー。2冊の「生きた本」を巡るドラマが重なり合う、前作を超える感涙必至の書店ファンタジー。