著者 : 三輪秀彦
アラカルフアラカルフ
彼らは自らを〈人間〉と呼んでいた!南米大陸の果て、パタゴニアの海に舟を浮かべる狩漁の民アラカルフ。かつてマゼランは、ダーウィンは、宣教師たちは彼らに何をしたのか?西欧文明が誤解し、虐げ、滅亡に追いこんだ1民族に寄せる鎮魂の書。
猫猫
●都筑道夫氏推薦ーー「この本をもっと若いうちに読んでいれば、結婚なんかしなかったのに。」 エミール七十三歳、マルグリット七十一歳。再婚同士だった二人が式を挙げて八年、会話が途絶えてから四年になる。相手の存在を痛いほど意識しながら互いに無視しあい、一つ屋根の下で際限のないゲームに飽かず興じる。理解しがたいようでいて妙に頷ける夫婦の執念。屈折した愛と呼べなくもない二人の駆け引きは、飼い猫の死に始まった。訳者あとがき=三輪秀彦
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