著者 : 三雲岳斗
擬憶素子MEMを使い、他者の記憶を追体験する「リメメント」が普及した近未来。MEMに記憶を入れる「憶え手」として人気を集める宵野深菜は、殺人鬼・朝来野唯の模倣犯が関係する事件の調査を依頼された。以降、深菜の周辺で不可解な出来事が頻発し……。
また新たな攻殻ワールドが誕生した。’80年代後半に誕生し、世界の有名クリエイターに多大な影響を与えたSFの最高傑作『攻殻機動隊』。SF史に燦然と輝く『攻殻』の世界を人気作家たちが独自の視点で書きおろした小説アンソロジー! 参加作家は円城塔、三雲岳斗、朝霧カフカ、秋田禎信、冲方丁。カバーデザインは原作者の士郎正宗描き下ろし! Shadow.net 円城塔 金目銀目 Heterochromia 三雲岳斗 攻殻機動隊 Soft and White 朝霧カフカ 自問自答 秋田禎信 スプリンガー Springer 冲方丁
第一次世界大戦後の日本、防諜組織・内務省保安局六課が設置された。特殊能力を持つ手嶋が、一員として活動していたある日、新聞社に一通の書状が届く。中堅商社・久慈川貿易と軍が癒着しているというのだ。しかし密告者は謎の死を遂げてしまう。手嶋達は真相を追うべく動き出すが、千里眼を持ち未来を見ることが出来る娘・志枝との出会いで事態は大きく動きー。ラストまで予想が裏切られ続けるスパイアクション!
消えた肖像画、失踪した令嬢、石像の右腕だけが後に残され、遺言書を入れた風変わりな箱は持ち去られたー異能の師匠レオナルド・ダ・ヴィンチが、ミラノの宰相ルドヴィコ・スフォルツァ、才媛チェチリアとともに、不可解な謎、奇妙な事件に挑む。そして三人を待ち受ける運命は!?異才・三雲岳斗が描く、稀代の天才・レオナルド・ダ・ヴィンチ。
無重力空間をゆっくりと漂う死体。破損した無骨な作業服と散らばった血粒-その姿はまるで数十メートルの高度から墜落したかのようだった!?日本初の多目的宇宙ステーション『白鳳』で起きた不可解な死は、はたして事故なのか、事件なのか。従妹の森鷹舞衣とともに、『白鳳』を訪れていた鷲見崎凌は、謎の真相を探ることになる…。ハイテクノロジーが集積する場所で、人は何を思い描くのか。第1回日本SF新人賞を、選考会満場一致で受賞した本格SFミステリー。