著者 : 上野夕陽
魔人に怯える学園への反発から、仲間と手を取り『希望の鐘』を打ち鳴らしたロイ・アヴェイラム。その行動によって、彼が率いる『境界の演劇団』は、学園内だけでなく、街中にその名を知れ渡らせていた。その中で、以前起こったクインタスの研究者惨殺事件に続き、再び事件が起きる。同級生のルビィの父親が四肢を切断された状態で発見された。唯一クインタスと相対したことがあるロイは、警察から魔法の残滓が見える能力を買われ、捜査に協力することになる!捜査中、ある病院に焦点が当たる。その病院を訪ねてみると、クインタスらしき人物が来るとの情報が手に入る。そこには彼の妹と思われる子が入院しており…?さらに学園内では、生徒が突如自ら命を絶つ事件が相次いで起こり、ロイの周囲は目まぐるしく変わり始める!そしてついにクインタスの正体が判明するー。
12歳になったロイ・アヴェイラム。アルティーリア学園に進学し、本格的な魔法の授業が始まっていた。入学して初めての夏休み前、ロイのもとに大学教授から魔法学の講演会の招待状が届く。貴重な機会だと、ロイはペルシャ、エベレスト、マッシュを連れて参加することに。しかし、この講演会は悪夢の始まりだったー。講演会の当日、ロイたちは最先端の研究発表を満足しながら聞いていたが、突如事件に巻き込まれてしまう!会場にテロリスト集団が襲撃をかけてきたのだった…。参加者が次々と襲われ、会場は混乱の渦となる中、ロイも標的にされてしまう。絶体絶命のピンチかと思われたが、ロイの放った魔法で窮地を脱する!!襲撃事件の後、普段の生活に戻るロイ。しかし、テロリストを恐れる学園は、学園祭を急遽中止することに決めた。そんな犯罪者の恐怖に怯える学園に反発したロイは、対抗派閥のヴァンと手を組み、学園祭を復活させるため動き出す!
悪名高い公爵の孫ロイ・アヴェイラム、8歳。その不遜さで周囲から恐れられている彼はある日、クラスメイトの少年ヴァン・スペルビアと出会いがしらに衝突したことで「前世の記憶」を取り戻した。それと同時に思い出した「一つのことを極めたい」という今際の際の願い。第二の生をそのチャンスと考えたロイは、魔法を極めること、そして悪役から脱却することを目指すことに。しかし思慮深さ、整った容姿ーそのすべてが悪役っぷりに拍車をかけることになってしまうのだった。そんな事態にもめげることなくロイは、魔法の研究を続けるのだが、ある日、とある事件に巻き込まれることになる。ヴァンの助力もあり窮地を脱したロイだが、彼はまだ知らなかった。これを機に自身を取り巻く運命が大きく変わることにー。ついに書籍化を果たした大人気WEB小説作品。ここに開幕!