著者 : 中岡瞳
悪魔は乙女に三度囁く悪魔は乙女に三度囁く
アシュリンは知人に頼まれ、公衆の面前である男性に近づき、恋人のように振る舞ったが、そのせいで彼の評判は地に落ちた。4年後、アシュリンは思わぬ再会を果たす。親友の会社のボスがその男性、気鋭の投資家ザックだったのだ!親友に代わって彼に荷物を届けた彼女は、そのままパーティに連れだされ、誘惑されて熱いキスを交わしてしまう。だが直後、彼は豹変し、彼女を冷たく突き放して睨みつけた。「君の顔を忘れたことはない。4年前の代償を払ってもらおう」いったいどうやって?アシュリンは不安におののいた。
大富豪と禁断の眠り姫大富豪と禁断の眠り姫
セリーナの兄は8カ月前、帰らぬ人となった。親友の大富豪フィンと共に身代金目的で拉致され、フィンだけが生還。セリーナは、兄を見捨てて一人だけ生き残った彼が許せなかった。フィンは兄の死の詳細をいっさい明かさず、事件以来、まるで死を恐れぬかのように自暴自棄に振る舞い、クルーザーに大勢の美女をはべらせては刹那の享楽にふけっている。初めて会ったときからフィンに強く惹かれていただけに、セリーナは、相反する彼への激しい思いをコントロールできない。フィンの甘い誘惑の魔手がついにセリーナにも伸びたとき、彼女は拒めなかった。こんなにも彼を憎んでいるはずなのに…。
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