著者 : 中村至宏
拝啓、嘘つきなきみへ拝啓、嘘つきなきみへ
心の声が文字で見えるー特殊な力を持つ葉月は、醜い心を見過ぎて人間不信に陥り、人付き合いを避けていた。ある日、不良少年・大地が転校してくる。関わらないつもりでいた葉月だったが、なぜか一緒に文化祭実行委員をやる羽目に…。ところが、乱暴な言葉とは裏腹に、彼の心は優しく温かいものだった。2人は次第に惹かれ合うが、ある時大地の心の声が文字化けして読めなくなる。そこには、悲しい過去が隠れていて…。本音を隠す嘘つきな2人が辿り着いたラストに、感動の涙!!
青い僕らは奇跡を抱きしめる青い僕らは奇跡を抱きしめる
いじめに遭い、この世に生きづらさを感じている“僕”は、半ば自暴自棄な状態で交通事故に遭ってしまう。“人生終了”。そう思った時、脳裏を駆け巡ったのは、不思議な走馬燈ー“僕”にそっくりな少年・悠斗と、気丈な少女・葉羽の物語だった。徐蕨に心を通わせていくふたりに訪れるある試練。そして気になる“僕”の正体とは…。すべてが明らかになる時、史上最高の奇跡に、涙がとめどなく溢れ出す。第3回スターツ出版文庫大賞にて堂々の大賞受賞!圧倒的デビュー作!
迷宮のキャンバス迷宮のキャンバス
女子大生の香純は、雑貨店で手に入れた一枚の犬の絵をきっかけに、ちょっと怪しげな男に声をかけられる。渡された名刺には「絵画バイヤー」という肩書きがー。これまで興味はあっても知識はなかった絵画の世界で、いくつかの小さな事件に巻き込まれる香純。怪しげだったが実は頼りになる絵画バイヤーの高科と、生意気な近所の男子高校生の聡と、絵画にまつわる事件やトラブルを解決します。
PREV1NEXT