著者 : 中條てい
アイミタガイアイミタガイ
彼女との関係をあと一歩進められない会社員、ホームヘルパーの仕事に行き詰まる主婦、娘を亡くしてしまった夫婦、中学受験に失敗した優等生、家族との確執により結婚に踏み切れない女性…。きっかけはほんの些細でも、誰かが誰かを想った行動が、立ち止まっていた背中を優しく押してー。思いもよらない幸せのリンクに心が震える傑作長編小説。
アイミタガイアイミタガイ
毎朝同じ電車の同じ車両に乗る会社員の澄人、合格確実だった中学に落ちてしまった敦俊、トラブルメーカーのホームヘルパー範子、カメラマンの娘を事故で亡くした元学芸員の優作、そして9歳の時の両親の離婚が傷になり結婚に踏み切れない梓。見知らぬ人の思いが巡り巡って、硬く閉ざされた心の扉を小さく叩いたとき、彼らにもたらされたものは…。
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