小説むすび | 著者 : 中津攸子

著者 : 中津攸子

【POD】わが名は和泉式部──北上川の流れのように【POD】わが名は和泉式部──北上川の流れのように

発売日

2025年1月16日 発売

[商品について] ー「女は愛した人と結ばれてこそ幸せですのに」- 時は平安時代。東北の大国「日高見の国」に生まれた才色兼備の少女おもとは、大和の国とのかけ橋になるべく、皇子と結ばれるために都へ上がる。故郷への思い、愛する人との約束、女としての幸せ…。和泉式部と名を変えた少女は波瀾の人生を歩む。--和泉式部の歌に漂う底知れぬ孤独感、寂寥感はどこから来るものなのか。『和泉式部日記』は何のために、誰に読んでもらうために書かれたのか。謎多き女流歌人・和泉式部の生涯を、丹念に調査した史実とフィクションを織り交ぜながら紡ぐ傑作の歴史小説。 ※本書は2024年7月に刊行された電子書籍『小説 北上川の流れ──和泉式部の真実』のPOD版です。 [目次] 異色の歴史譚 はじめに 北上川の風  大和からの使者  男の目  樺山の夕映え  保昌の訃報  別れ 日本海の船旅  謎の白覆面  狙われる姫と黄金  公達の出迎え 都の月  父でない父、母でない母  軒端の梅  道長の命名 小式部内侍誕生  黒髪の乱れ  満ち足りた日々  生別 帥の宮慕情  親王哀歌  風の音  妖しき女心  陸奥へ発つ道貞  帥の宮の后として 残照  暗雲  わが世とぞ思う  めぐり逢い 解説 参考資料 (その他抜粋資料) 著者略歴 [担当からのコメント] 和泉式部という名前や、その代表的な歌を知っているという方でも、彼女がどんな人生を歩んだのかということまではあまり知らないのではないでしょうか。謎が多い彼女の人生を歴史的事実を交えながら描いた本作。和歌が好きな方はもちろん、日本史に興味がある方も楽しめる一作となっています。 [著者略歴] 中津攸子(なかつ ゆうこ) 日本ペンクラブ会員、日本文芸家協会会員、俳人協会会員、大衆文学研究会会員、よみうり文化センター・NHK文化センター古典講師 〈著書〉 「万葉集で読む古代争乱」「天平の望郷歌」「真間の平児奈」「万葉の悲歌」「戦国武田の女たち」「かぐや姫と古代史の謎」「小説松尾芭蕉」(以上、新人物往来社)「葛飾を歩く」(NTT出版)「観音のあるまち、行徳・浦安」(中山書房)「風の道」(角川書店)他多数

【POD】小説 継橋の約束:万葉集を彩った美女・真間の手児奈の物語【POD】小説 継橋の約束:万葉集を彩った美女・真間の手児奈の物語

発売日

2024年11月21日 発売

[商品について] ー私、とても幸せでした。身麿さまを知ってから、ずっと。- 76歳の身麿は完成したばかりの真間の継橋を渡り、その喜びと感動を感じていた。この真間の地に立派な橋を架けることこそが彼の長年の夢だと知っていた身麿の息子・麻呂は、完成した橋をじっと眺める父からある話を聞く。それは、かつて彼がこの橋の完成を約束した、ある少女の話だった。--「万葉集」において、山部赤人や高橋虫麻呂らによって歌が詠まれている美女、手児奈(てこな)。その美貌から様々な逸話が残されている手児奈だが、本書はそんな彼女を巡る美しくも儚い愛の物語を瑞々しい筆致で書き綴った古代ロマンス小説である。 [目次] 継橋の完成 真間に国衙を 狩の朝 恋心 刺客 手児奈の夢 人間模様 暗雲 都をはなれて 手児奈の入水 著者略歴 [担当からのコメント] 日本には、その地域に根づいた逸話や伝説などが数多く残されていますが、本書のテーマとなっている「真間の手児奈」もその一つです。古代日本の空気を感じつつ、いつの時代も変わらない人間の愛の尊さを本作から感じ取っていただければ嬉しく思います。 [著者略歴] 中津攸子(なかつ・ゆうこ) 東京都台東区浅草に生まれる・東京学芸大学卒・日本ペンクラブ会員・大衆文学研究会会員・俳人協会会員・竹早教員養成所講師・NHK文化センター古典講師 著書『万葉の悲歌』『かぐや姫と古代史の謎』『戦国武田の女たち』『万葉集で読む古代争乱』『小説松尾芭蕉』『天平の望郷歌』(以上新人物往来社)『ジュニア版 市川の歴史』(市川よみうり新聞社)『こんにちは中国』(器書房)『葛飾を歩く』(NTT出版)『インドネシア旅行記』(市川市メダン市姉妹都市協会)『観音のあるまち行徳・浦安』(中山書房)他。

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