著者 : 二駒レイム
学校の人気者・項豪廷。家族や多くの友人に囲まれ華やかな高校生活を謳歌する彼だったが、とあるトラブルをきっかけに、成績トップの一匹狼・于希顧の存在を知ることに。彼の泣き顔がどうしても頭から離れない、彼を前にすると感情がコントロールできない、気がつけば彼の姿を目で追ってしまう。「お前のことが好きだ!」自分の気持ちに気がついた項豪廷は、その日から于希顧への猛アタックを開始する。不器用ながらも自分の気持ちにまっすぐな項豪廷に、于希顧も次第に心を開き始め…。本編とは異なる結末を描いた「IFエンディングーあの日、君はまだいる」も収録。
4年前に起きた未解決の銃殺事件。刑事・孟少飛はその真相を突き止めるため、事件の唯一の生き残りであり容疑者でもあるヤクザ組織の若きボス・唐毅を追い続けていた。「世界で俺ほどお前を理解している人間はいないからな」事件の真相を追い求める中で、敵同士でありながらお互いが一番の理解者になっていた二人。次第に二人の間には、刑事と容疑者以上の感情が芽生え始め…。唐毅と孟少飛、そして唐毅のボディーガード・ジャックと正直者で食いしん坊な孟少飛の相棒・趙立安、本編では描かれなかった2カップルのその後のストーリー2篇も収録。
狼部隊の指揮官を務める貴族出自の軍人アレクセイが、ヴィールカと名付けたたくましい白銀の人狼。その人狼の仔狼を助けたことをきっかけに、彼は子連れでアレクセイの前に頻繁に現れるようになる。大きな尾を振って好意を示すヴィールカにアレクセイはそっけない態度でいたが、ある任務で急遽ヴィールカを狼部隊の長に任命することに。身体に触れ、肌を味わいたい…と日々、情熱的な愛を向けられ、アレクセイの凍てついた心にも変化が…。種族を超えて惹かれあうー永遠の愛と絆!!
手負いの子狼の命を救った流浪の草木薬師のセイジの前に、一匹の黒い狼が現れる。彼は幻といわれる人狼で、セイジは御礼として人狼族の居城へ招待されることに。しかし、そこで次期首領の病を知ったセイジは、その治療のための薬草探しに巻き込まれてしまう。その旅の過程で、首領の血族である黒い狼・ツバルから熱い求愛を受けることになるセイジ。初恋同士の恋愛は、前途多難で…?