著者 : 仲野ワタリ
ゲストハウス八百万へようこそゲストハウス八百万へようこそ
祖父から譲り受けた古民家を改造し、外国人旅行者向けのゲストハウス「八百万」を開業した元バックパッカーの安堂美香。オープンから九ヶ月。同僚の亮介、ミシェル、そして宿のマスコットである柴犬のヤタローとともにおくる外国人ゲストとの楽しくもドタバタな毎日が、今日も始まる!文化も言語も異なる外国人が教えてくれた、日本のいいところ。古民家ゲストハウスを舞台にした、疲れた心がほっと休まる優しい物語。
幕末五七五!幕末五七五!
幕末。黒船の来航にざわめく江戸の町に一人の女俳諧師がいた。齢三十にして嫁にも行かず、酒を飲んでは世情を映した狂句ばかりを詠む、自称「小林一茶最後の弟子」-その名は紅林水無月。跳ねっ返りではあるものの、類まれなる語学の才を持つ彼女に目を付けた幕臣たちは、日ノ本の未来を左右するある賭けに出ようとしていた…。文庫書き下ろし。
ざしきわらわらざしきわらわら
代三郎は、日がな一日好きな三味線ばかり弾いているぐうたら大家。しかし、その一方で、江戸に蔓延る魔物を退治できる特殊能力を持っていた。ある日、江戸で流行りの断食療法について、妙な噂を聞いた彼は、そこに“座敷わらし”が絡んでいることを突き止める。その裏にある真相を探るべく、飼い猫・栗坊と奔走するのだが…。
ふぬけうようよふぬけうようよ
代三郎は「猫手長屋」のぐうたら大家。仕事もせず、三味線を鳴らすばかりで、店子からも頼りにされていない。しかし、彼には故郷の氏神・大猫様から授かりし使命があった。それは、江戸の町に跋扈する魔物を退治することー。今日も飼い猫の栗坊と、三味線片手に不穏な空気漂う屋敷へ向かうのだった。新感覚・江戸長屋ファンタジー!文庫書き下ろし。
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