著者 : 佐伊
小国の王子であるセナは、「惹香嚢」という男でも妊娠可能な特殊な臓器を体内に有している。発情期には男を惑わす魅惑的な香りを放つため、問題が起きぬよう、たった一人で牢に隔離されるという生活を送っていた。淫売と罵られ、家族にさえ顧みられないセナだったが、ある日突然父王から「お前を、レスキア皇帝に嫁がせる」と命じられてしまう。惹香嚢持ちとはいえ、男が後宮入りした例はなく、帝国への従属の証しとして嫁いでも、殺されてしまうかもしれないー。命令には逆らえず、セナは侍従一人だけを供にレスキア帝国へと向かう。そして迎えた皇帝との初夜。発情したセナが目にしたのは…。
男でも妊娠可能な「惹香嚢」という臓器をもっているため、小国の王子であるセナは従属の証しとしてレスキア皇帝アリオスへと嫁き、息子アスランを出産する。自分と同じ惹香嚢体で生まれたアスランが竜王の伴侶として婚配者に選ばれたため、セナは神山より派遣された獣人族の護衛官イザクとともに神山へ向かうことに。しかし、やっと辿り着いた神山では不可解なことが起こっていた。次々と消える惹香嚢体、謎の多い上位神官の行動、そして皇帝廃位ー。利権を求め各国の思惑が交錯するなか、息子を守るため神山からの脱出を図るセナだったが…。
精霊師は、必ず二人で一人。一つの精霊を二人で分かち合う。感情も五感も共有し、心を繋ぎ合わせる。その唯一無二の存在を、彼らは半神を呼ぶ。全ての精霊の頂点に立つ神獣・鳳泉の神獣師になったキリアスとオルガ。半神として心も運命も共にする二人は、悪に堕ちた呪術師セフィストと戦い、ヨダ国と幼い先読ラルフネスを守ろうとする。唯一無二の半神を求める神獣師たちの恋と運命は…!?壮大な東洋BLファンタジー、ここに完結!
精霊師は、必ず二人で一人。一つの精霊を二人で分かち合う。感情も五感も共有し、心を繋ぎ合わせる。その唯一無二の存在を、彼らは半神と呼ぶ。王の怒りを受けても、半神として共に生きていくと決め、駆け落ちしたキリアスとオルガ。だがヨダ国の生き神ラルフネスが、オルガを、五大精霊の中でも最高位の赤い神獣「鳳泉」の神獣師の後継者に指名し…!ついに明らかになるオルガの出生の真実と、カディアス王とトーヤの切ない恋。書き下ろしも収録!
精霊師は、必ず二人で一人。一つの精霊を二人で分かち合う。感情も五感も共有し心を繋ぎ合わせる。その唯一無二の存在を彼らは半神と呼ぶ。オルガの命と国の未来、どちらも守るため、オルガとの別れを選んだキリアス。オルガは絶対に再び彼の半神になる決意をし、精霊師の頂点、神獣師の修行に励んでいた。そこへ光蟲の神獣師イーゼスが半神である依代のハユルを預けに来る。体の弱いハユルを壊れ物のように大切にするイーゼス。精霊師にとって半神はたった一人の存在。でも、イーゼスにとってハユルはふたりめの半神だといい…!?
精霊師は、必ず二人で一人。一つの精霊を二人で分かち合う。感情も五感も共有し、心を繋ぎ合わせる。その唯一無二の存在を、彼らは半神と呼ぶ。精霊師になるため修行の山に入ったオルガは、王位継承権を剥奪された王子キリアスと出会う。オルガに精霊の中でも特別な神獣・青雷が宿っているのを見抜いたキリアスは、強引に青雷と契約し、オルガの「半神」になってしまう。キリアスに反発するオルガ。自分の運命に巻き込んだ責任を取り、命をかけてオルガを守り抜くと誓うキリアス。二人は精霊師の頂点、国を守る神獣師の修行を始めるが…!?