著者 : 侑木京介
もう少ししたら被爆の日がやってくるもう少ししたら被爆の日がやってくる
<僕の思いがあなたに届くのは何時だろうか> 古希を迎え、体の衰えと向き合う日々を過ごすトシ。ある日、青春時代の思い人・蘭子と半世紀ぶりに再会。彼女のいまの境遇、そして「被爆2世」だと知ったことをきっかけに、現在の平和に対する思いが過去の記憶とともに溢れ出すーー。 ヒロシマに生きる作家の静かな怒りと、祈りを込めた物語。 核兵器廃絶を願う、紙礫(かみつぶて)。
愛しき死霊たち愛しき死霊たち
生きることは死ぬことであり、死ぬことは生きることでもある。生と死はいつも背中合わせであり、死を見つめることで新たな生気を得ることもできる。ひとつひとつの死の中に愛と悲しみを垣間見た-感動の書き下ろし短編集。
瀬戸内の死霊たち瀬戸内の死霊たち
ごく普通の人びとが遭遇した不思議な事件と死…。虻の大群が押し寄せ、ノラ犬が壮絶な死を遂げ、火の玉が出没し、大きな虹がかかるなかで、人知れず淋しく死んでいった人たち。その生と死と愛をドラマチックに描く-異色書き下ろし短編集。
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