著者 : 倉園沙樹子
つぶての祈りつぶての祈り
教育問題をテーマにした小説 主な登場人物 4 一 無菌室育ち 6 二 探究なき「探究」 18 三 ポンポコ山 29 四 三月の憂うつ 40 五 混沌の季節 52 六 生徒たちの反乱 64 七 星野透真 76 八 障害の名前 85 九 教師たちの宴 97 十 重い肩書 109 十一 命の乱舞 121 十二 展望台 135 十三 試行錯誤 148 十四 社会への開眼 160 十五 化学の実験 173 十六 痛い日々 186 十七 牧原修治 200 十八 関所 207 十九 転落 221 二十 柚木美麗 238 ニ十一 卒業論文 245 二十二 白川俊英 260 二十三 はるかに遠い 268 あとがきにかえて 284
巨艦の幻影巨艦の幻影
戦時中の広島を舞台にしつつ、人間を掘り下げることで現代社会をあぶりだした表題「巨艦の幻影」。 初期の作品群から最新作まで15編を収録。 「小説家というのは、一周遅れどころか、二周遅れ、三周遅れのランナーです。それでも、小説家にはジャーナリストとは異なる役割があると信じたいし、また、心のうちに書きたい衝動がある限り、私は書かずにおれません。」(「あとがき」より) 1 短編小説1 亀山先生 / 金星煥 / 茶髪狩り / 暮れゆく春に / 折れ線グラフ 2 掌編小説 ミニゴン / エリック・クラプトンを聴きながら / 人力車夫 / 白骨と春景色 / 慰問袋 3 短編小説2 絹子の行方 / コロナ禍の夏に / 隣家の人々 / 誠太郎の判断 / 巨艦の幻影
PREV1NEXT