著者 : 入間眞
合成人間ビショップは永久に停止されることを望んだが、創造主マイケル・ビショップによって新たな体を与えられる。マイケルは、ビショップに復活させた理由をこう説明する。「おまえの頭脳に保存されているゼノモーフの知識は、医療科学を飛躍的に発展させる。それは人類にとって恩恵だ」研究に必要な財源をマイケルがどこから得ているのかは謎だ。その頃、植民地海兵隊のマーセル・アポーン艦長は“USCSSパトナ”号を追っていた。だが、その追跡任務の周辺には“ウェイランド・ユタニ”社の傭兵部隊の影が怪しくちらつく。ランス・ビショップが有する宇宙最強生物に関する詳細な知見から利益を得ようと、大勢の者たちがうごめいていた。そしてゼノモーフもまた…。
宇宙の最果てにある小さな星。その片隅には人々が平和に暮らす集落があった。ある日、暴君バリサリウスの軍隊が侵攻し、人々を恐怖のどん底に突き落とす。この危機を救える唯一の希望は、村人たちにまぎれ秘かに暮らすある女性。彼女の名はコラー謎の異邦人である。コラは圧政に立ち向かうべく共に戦う戦士を集めるため未知なる星へ旅立つー。そこで出会ったのは、“悲しい過去を持つ燃え上がる剣を振るう剣士”“巨大な獣を手懐ける戦士”“絶望を胸に闘技場に立つ荒くれ将軍”などなど、“団結”とは無縁のクセだらけの問題児たち。果たして彼らは、それぞれの暗い過去を払拭し、銀河の自由を勝ち取れるのか?
リドリー・スコットが作り上げた世界をジェームズ・キャメロンがさらに発展させ世界的大ヒットとなった『エイリアン2』。その続編の脚本家として指名されたのが、当時“サイバーパンク”でSF小説界に革新をもたらしたウィリアム・ギブスン。しかし、その脚本は様々な事情によって映像化されることはなかった。『エイリアン2』で生き残ったリプリー、ヒックス、ニュート、ビショップー4人の運命をギブスンはどう描いたのか?約30年の時を経て、ギブスン版『エイリアン3』の全貌があきらかとなる。
ニューヨークに本部を置く最高機密機関“メン・イン・ブラック”-MIB。所属するエージェント達はブラック・スーツとサングラスに身を包み、地球に生息するエイリアンが、犯罪や侵略行為を行わないように監視し取り締まっている。エリート新人女性エージェントMは、MIB内部にいるとみられるスパイを探し出すためロンドン行きを命じられる。ロンドン支部で待っていたのはイケメンチャラ男の敏腕エージェントH。上官のハイTの指令に従い、Hとコンビを組んで、何にでも変態することができるエイリアン探しを開始。イギリス、フランス、モロッコと世界各国で捜査を進めるが、スパイの手が伸びていることを二人は知らなかった…。小説版には、“前日譚”の短編『H&ハイ・Tの事件ファイル “死の商人”を捜し出せ!』を特別収録。
世紀の怪盗“君主”として大仕事を手がけてきたジョナサンとルーのもとに、洋上に浮かぶ豪華客船からピカソの名画を奪還してほしいとの依頼が舞い込んだ。だが、いざミッション始動ーと思いきや、名画奪還は仮の名目。二人に課せられたのは、船内で虎視眈々と進められている、人類を脅かすある計画を阻止することで…!?五臓六腑をぶちぬく痛快アクション・ミステリー、第2弾!