稀代の猛将・戸次鑑連、高橋紹運を従え、毛利・島津・竜造寺ら群雄が割拠する九州を驀進し、さらに理想のキリスト教王国を築こうとしたキリシタン大名・宗麟。その躍進と繁栄、崩壊を描くー。劉寒吉未刊の連載小説を書籍化。
明治39年、医師御厨周太郎は、外国船からペストを持ち込まれた佐世保の街を焼くことを決意する。しかし、その炎の中には…九州文学の重鎮、劉寒吉が戦後の混乱の中で著した珠玉の作品。