著者 : 加茂セイ
タイロス迷宮奥深くでの激闘で、愛するユイカを救うために石化してしまった迷宮道先案内人(ダンジョン・シェルパ)のロウ。迷宮から救出(サルベージ)されてからも長い間眠り続けたが、冒険者となった妹マリエーテの献身的な治癒と魔法の力によって、11年ぶりに目を覚ました。目を覚ましたロウの傍らにはマリエーテだけでなく、ロウが眠っていた間に誕生した息子・ミユリもいたが、ミユリの母であるユイカの姿は無かった。ロウは、優秀な魔術師となったマリエーテとミユリを連れて、ユイカを救出するための探索に出ることを決意し、王都・デュマにて新たなパーティーを組むための仲間探しを始めるのだが……。 「月刊少年シリウス」で連載中のコミック版も絶好調。迷宮探索ファンタジーの傑作、待望の第3巻!
タイロス迷宮の地下五十階層で伝説の魔物とまで呼ばれた死霊魔王(リッチ)と遭遇したパーティ“宵闇の剣”。迷宮道先案内人(シェルパ)であるロウの機転もあって、激烈な闘いを制することができたが、パーティは分散してしまう。なんとかしてパーティからはぐれてしまったロウとベリィを救出した一行はようやく地上に帰還。ロウとユイカの関係も大きく前進するのだが……。 タイロス迷宮の地下五十階層で伝説の魔物とまで呼ばれた死霊魔王(リッチ)と遭遇したパーティ“宵闇の剣”。迷宮道先案内人(シェルパ)であるロウの機転もあって、激烈な闘いを制することができたが、パーティは分散してしまう。なんとかしてパーティからはぐれてしまったロウとベリィを救出した一行はようやく地上に帰還。ロウとユイカの関係も大きく前進する。 地上に戻った“宵闇の剣”はロウを含むメンバーの回復を待って、新たな迷宮探索を計画する。それは、迷宮探索の歴史に類を見ない、大規模な遠征プランだった。シェルパはロウを筆頭に7人、冒険者も33人とかつてない大所帯だ。“宵闇の剣”の先導もあって探索は順調に進む。しかしそれは、こののち訪れる大きな悲劇の序章に過ぎなかった。
迷宮道先案内人(ダンジョン・シェルパ)。それは、迷宮探索及び攻略を目指す冒険者たちの手助けーー道案内兼荷物持ちを生業とする者たちの総称である。若くして腕利きのシェルパとして知られるロウは、王都で勇名を馳せて迷宮にやってきた勇者のパーティ“宵闇の剣”と契約することに。ひと癖もふた癖もあるメンバーとの探索は順調に進むかに見えたが、かつてない災難がロウを待ち受けていた! 迷宮道先案内人(ダンジョン・シェルパ)。それは、迷宮探索及び攻略を目指す冒険者たちの手助けーー道案内兼荷物持ちを生業とする者たちの総称である。 タイロス迷宮でシェルパとして活動しているロウは、若いながらも腕利きとして高い評価を受けていた。 ある日、都で勇名を馳せている勇者のパーティ“宵闇の剣”が迷宮の攻略にあたることになり、ロウに組合(ギルド)を通じて、シェルパの依頼が来る。父親を亡くし、幼い妹と二人暮らしのロウは長い期間家を空けることを嫌って今回の依頼を固辞しようとするが、パーティ側の出した「経験豊富かつ優秀なシェルパであること、自身が冒険者の経験があること、愛想がよく丁寧な応対ができること」をの三つの条件を満たしているシェルパはロウしかおらず、リーダーのユイカの直々の説得もあって、渋々ながら依頼を受けることになる。 “宵闇の剣”のメンバーは迷宮探索にも強気の姿勢を崩さなかった。なかでも、ユイカを「姫」と呼ぶ軽戦士のベリィはまだ若いロウの実力を完全に見くびっていた。ベリィ以外のメンバーも、武骨な遊撃手のヌークに年齢不詳の賢者のマジカンと、曲者がそろっている。苦難を予想したロウだったが、メンバーの腕前は確かなものだった。王都で名を馳せただけのことはある。しかし、ちょっとした油断がかつてない災難となって、ロウとパーティを襲うのだった。
異世界転生するとともに、1日に12時間「現代日本の自宅マンション」に帰還する能力を手に入れた元・公務員の山田さん。保育士の若い女性と小学生4人を助けたことで、家族のような同居生活が始まりーー!?