著者 : 北島直子
2021年12月発行の「ギリ飯」続編。おばんざい屋「くるくる」を訪れるパート主婦、トラック運転手、ギョーザ屋店主、工場従業員と、職業も年齢も性別も様々な人々が織りなす人間模様を描いた人情味溢れるオムニバス小説。前篇で登場したキャバ嬢の麻美や信用金庫の宏をはじめ、懐かしい面々のその後は? そして新たに登場する人々が出くわした思いもよらない事件とは? 「人生ギリギリ」の場に立っても、一皿の料理と育子の一言が、いつも人生をもう一度やり直す気力へとつながっていく。誰にも思い当たるようなエピソードの数々と、地元の旬の食材を使った料理の描き方にも注目。全ての章で大きな存在感を示す「くるくる」の女将「育子」の、大地にしっかりと根を張ったような強さは、本作品でも読者に安らぎと心地よい読後感をもたらすに違いない。さらに続編が期待されるシリーズ第二弾。 レジ係の頼子;トラック運転手の孝夫;ギョーザ屋の敏明;ストッキング工場の義男;犬のコタロー
[おばんざい屋 くるくる」を訪れる、銀行員、キャバ嬢、庭師、農業、会社員と、職業も年齢も性別も様々な人々が織りなす人間模様を描いた人情味溢れるオムニバス小説。同時に「くるくる」で提供される肉じゃがをはじめ、地元の旬の食材を使った料理の描き方は見事で、グルメ小説と言える一面も。それぞれの職場での人間関係や恋心、夫婦や親子の微妙な心の揺れ、ベテランと若手の世代間ギャップや年齢を超えたリスペクト、人間なら誰しも持つ出来心が招いた小さな事件など、「自分にもこういうことがあった」と誰しもが思い当たるエピソードが満載で、読者を飽きさせない。全ての章で大きな存在感を示す「くるくる」の女将、育子の大地にしっかりと根を張ったような強さは、読者に安らぎと心地よい読後感をもたらすに違いない。 信用金庫の宏;キャバ嬢の麻美;庭師の幸三;ジャガイモ農家の光男;課長の正明