著者 : 北島直子
ギリ飯 2ギリ飯 2
2021年12月発行の「ギリ飯」続編。おばんざい屋「くるくる」を訪れるパート主婦、トラック運転手、ギョーザ屋店主、工場従業員と、職業も年齢も性別も様々な人々が織りなす人間模様を描いた人情味溢れるオムニバス小説。前篇で登場したキャバ嬢の麻美や信用金庫の宏をはじめ、懐かしい面々のその後は? そして新たに登場する人々が出くわした思いもよらない事件とは? 「人生ギリギリ」の場に立っても、一皿の料理と育子の一言が、いつも人生をもう一度やり直す気力へとつながっていく。誰にも思い当たるようなエピソードの数々と、地元の旬の食材を使った料理の描き方にも注目。全ての章で大きな存在感を示す「くるくる」の女将「育子」の、大地にしっかりと根を張ったような強さは、本作品でも読者に安らぎと心地よい読後感をもたらすに違いない。さらに続編が期待されるシリーズ第二弾。 レジ係の頼子;トラック運転手の孝夫;ギョーザ屋の敏明;ストッキング工場の義男;犬のコタロー
ギリ飯ギリ飯
信用金庫の宏、キャバ嬢の麻美、庭師の幸三、ジャガイモ農家の光男、課長の正明。「おばんざい屋くるくる」を訪れる人々には思いもかけないドラマが待ち受けていた。季節の味も合わせて楽しむことができる極上のグルメ&オムニバス小説。
微笑み酒場 花里微笑み酒場 花里
月曜日、鈴木俊平は『酒肴・花里』に足が向く。浜松名物、モチモチとした食感がたまらないもちがつおの刺身、上品な鱚の天ぷら、浜名湖の鱧は湯引きして梅肉で、鰻は秘伝のタレを使ったかば焼きと白焼きのハーフ&ハーフでいただきます。花店経営者と『酒肴・花里』の仲間が繰り広げる美味しすぎるご当地グルメ小説。
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