著者 : 北島行徳
バケツバケツ
マッチョだが気が弱い神島は、就職先の養護施設で「バケツ」というあだ名の少年と出会う。やや知的障害と盗癖があり、親兄弟にも見放された彼と同居を始めた神島は、生活費を稼ぐため、日焼けサロンや無認可保育園を立ち上げるが、トラブルが続き…。理由なき愛を描いた表題作「バケツ」を含む連作小説集。
サークルサークル
高校受験に失敗し引きこもりとなった友樹は、精神科医の東山と出会い立ち直ろうとしていたが、友人の起こした事件に巻き込まれ犯罪者の烙印を押されてしまう。一方、友樹を救えなかった東山も無力感に苛まれていた。新たなプロジェクトへの参加を決意した東山とパティシエ修業を始めた友樹。過去と決別すべく立ち上がった二人の運命は?衝撃の医療ミステリー。
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