著者 : 向井和美
沈黙のゆりかご(上)沈黙のゆりかご(上)
カリフォルニアのバークレーヒルズ病院に勤務するレイ・デュープレーは、黒人で女性の産婦人科医。3カ月後には部長への昇進が控えている。ところが突然、愛すべき産婦人科が病院の収益減から閉鎖を迫られる。さらに妊婦たちの出産に急に異常事態が続発する。医療ミス、それとも事故?はたまたもっと悪質で意図的なものなのか。レイは調査に乗り出すがー。現役の黒人女医が描く傑作医学ミステリー。
沈黙のゆりかご(下)沈黙のゆりかご(下)
2カ月間で8人の出産に異常が生じていた。それらはいずれも、バースセンターから救急でバークレーヒルズ病院へ送られてきた妊婦のケースだったことがわかる。レイは、何者かが人為的に事故を起こしているという確信を抱く。産婦人科の閉鎖を望む心臓外科医のマーコウ、麻酔医サム、かつての恋人ボーーだれもが怪しい。疑心暗鬼はつのるばかり。そしてついに、思いがけない手口と陰謀が明らかになる。
分類項目:殺人分類項目:殺人
こんな女探偵、今までいなかった。美術館で雨宿りなんかするものじゃない。おかげで、殺人事件にまきこまれ、自分の命まで…。上等じゃないの。税の番人だからって甘くみないでね。探偵ごっこは、脱税の追求よりだんぜんおもしろい。捜査のじゃまだ、とニコルズ刑事は怒るけど、ひとたび味をしめたらもうやめられない。ウソもどんどんうまくなる。でもこれだけはほんとう、“ニコルズのお尻は格好いい”-口のへらない25歳の税務調査官リーア・ハンター。
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