著者 : 周防凛太郎
背鰭剣/羅生門の鍔背鰭剣/羅生門の鍔
背鰭剣/小藩の馬廻り役、早瀬信三郎は小藩の西の錬風館で、ひとかどの剣の遣い手として知られていた。しかし、東の鴻志館との御前試合で、信三郎は鴻志館の師範、建部雄之進の前にあえなく完敗してしまう。敗北を恥じた信三郎は、未熟な武技を叩き直すための修業の旅に出る。 その道中の茶屋で、老武士崎田筋右衛門と偶然に知り合う。なんと筋右衛門は、歴戦不敗の遣い手として知られている男だったのだ!何とかその秘剣を教えてほしいとたのむ信三郎だが・・・。 そんな折、信三郎に上意討ちの大役が。なんとその相手とは! 羅生門の鍔/十九歳の清源は、明竜の作る鐔の妖しい美しさに魅了され、明竜に弟子入りを願い出る。しかし、明竜の弟子となるための条件はおそろしいものだった!明竜の鍔に隠された秘密とは・・・。周防凛太郎の妖しくも美しい、歴史ミステリー小説!
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