著者 : 圷香織
【書評掲載】 ◎産経新聞書評欄で紹介されました。(2025年10月19日付、評者・河原潤子氏) ◎朝日新聞読書面で紹介されました。(2025年11月15日付、評者・吉田伸子氏) ◎クロワッサン「文字から栄養 よりすぐり読書日記」で紹介されました。 (2025年12月10日号、評者・瀧井朝世氏) ========================== 遺産のゆずり先に悩む ひとり暮らしのおばあちゃん。 遺産相続人はペンギン!? 明日を生きる希望に満ちた傑作ペンギン文学! Amazonベストセラー(Kindle & オーディオブック部門)1位 世界16か国以上で翻訳刊行 リチャード&ジュディ・ブッククラブの1冊 BBCラジオ2ブッククラブの1冊 ヴェロニカ・マクリーディは八十五歳の気むずかしいおばあちゃん。スコットランドの大きな屋敷にひとりで暮らし、お茶をしたり動物番組を見たりしながら、自分の遺産をどこへやろうかと考えている。ある日、南極でおこなわれている資金不足のアデリーペンギン研究を知った彼女は、遺産をゆずる相手としてペンギンがふさわしいかを見極めるべく、はるか南の大陸へと一世一代の旅に出た──。世界16か国以上で翻訳刊行、明日を生きる希望に満ちた傑作ペンギン文学!
1942年、イギリスの特別作戦執行部の工作員であるわたし、マギー・ホープは、戦局の行方を左右する重大な情報を持っているはずの工作員を救うため、ドイツ占領下のパリに潜入した。滞在先のホテル・リッツで高名なデザイナーのココ・シャネルと知り合うマギー。一瞬たりとも気を抜けない日々のなか、イギリスの工作員ネットワークに亀裂が生じる! ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーの人気シリーズ、最新刊!
1942年、マギー・ホープは、ドイツの強制収容所に収監されている異父妹と再会できる日を心待ちにしつつ、ロンドンの特別作戦執行部で事務の仕事についていた。そんななか、MI-5の長官から連続殺人の捜査を依頼される。死体の状態から、犯人はあのいまわしい事件を模倣しているとしか思えず……。マギー・ホープ、今度は戦時下のロンドンで勃発する殺人事件に挑む! ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーの大人気シリーズ最新刊。
海外の怪奇幻想小説から、傑作を選りすぐり、 一流の翻訳で、ホラー愛好者に贈るナイトランド叢書。 いよいよ第2期発行開始! 怪談こそ、英国紳士のたしなみ。 見た者は死ぬ双子の亡霊、牧神の足跡、怪虫の群…… M・R・ジェイムズ継承の語りの妙に、ひとさじの奇想と、科学の目を。 古典ならではの味わいに満ちた名匠の怪奇傑作集、待望の本邦初訳! 塔の中の部屋 アブドゥル・アリの墓 光の間で 霊柩馬車 猫 芋虫 チャールズ・リンクワースの懺悔 土煙 ガヴォンの夜 レンガ窯のある屋敷 かくて恐怖は歩廊を去りぬ 遠くへ行き過ぎた男 もう片方のベッド 扉の外 ノウサギ狩り 夜の恐怖 広間のあいつ
落ちこぼれネクロマンサーのワードと死から蘇った美女シーリアが、暗殺者に追われて飛びこんだのは、黒魔術師の屋敷。ワードは弟子候補と間違えられてしまう。とっとと逃げ出すべきなのに、可愛い女の子には助けを求められ、旧知の猟官には盗みを命じられ、深みにはまっていくワード。気が弱いのに正義感が強く頑固なワードにシーリアは苛立ちを隠せない。好評シリーズ第二弾。
代々続く名家出身のネクロマンサーのワードは、死せる美女を前に震えていた。なんとしても彼女を目ざめさせなければならない。術は成功した。だが目ざめた美女は「自分は殺された」と言い張り、ワードに助けを求めてきたのだ。かくして落ちこぼれネクロマンサーと、もと殺し屋の死せる美女は、裏社会を相手に戦いを挑むことに。魔法と闇社会が支配する異世界ファンタジー開幕。
わたし、マギー・ホープはチャーチル首相のタイピストから、MI-5の工作員へ抜擢された。だが、持久力に難ありと訓練に落第してしまう。落ち込むわたしに命じられたのは、ウィンザー城に疎開している王女の警備役。王位継承権第1位の14歳のエリザベス王女を、ナチスが狙っている恐れがあるというのだ。そして表向きは数学教師として城に赴くや否や、一大事件が勃発した…!
空襲が迫るロンドン。この街で1年余りを過ごしたアメリカ育ちのわたしに、チャーチル首相の秘書としてタイピストにならないかという話が舞い込んでくる。自らの能力に見合った職ではないことに苛立ちを感じながらも、わたしはその申し出を受け入れた。首相官邸をめぐるいくつもの謀略が待ち構えていることなど知るはずもなく。才気煥発なマギーの活躍を描く、魅力のシリーズ開幕編。