著者 : 坂口健太郎
書店男子と猫店主の平穏なる余暇書店男子と猫店主の平穏なる余暇
駆け出しの絵本作家・賢人は、横浜・元町の『ママレード書店』でバイト中。店主のミカンは猫と思いきや、人の夢を喰らう『獏』。夢に混じる記憶を消化できず、賢人へ吐き出してくる。そのせいで、他人の記憶を白昼夢で見るようになってしまった。ミカンの動向に注意しつつ、記憶を絵本にして持ち主に返す日々だが、ある日、元同級生の拓也が店にやってきて…?
書店男子と猫店主の長閑なる午後書店男子と猫店主の長閑なる午後
横浜は元町。物静かな裏通りに、古い洋館を改装した『ママレード書店』はある。橙色の蝶ネクタイがトレードマークの猫・ミカンが店主だ。駆け出し絵本作家・賢人は本業だけで食べていけず、学生時代の先輩兼オーナーの篠宮に誘われ、昼間はここでアルバイト中。アルバイトを始めておよそ半年、賢人は店で白昼夢を見るようになる。どうやら原因はミカンらしくて…?
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