著者 : 堀川むつみ
屋根の上の天使屋根の上の天使
急な辞令でデスクワークから建設現場へ異動になった浩一郎は、あらっぽい連中のなかで戸惑うばかり。なかでもひときわ若いとび職人の祭は、特に反抗的だ。子供のような祭にバカにされて少し悩む浩一郎だが、あるとき足場で具合の悪くなったところを助けたことから、祭はうってかわって浩一郎になつくようになる。そして浩一郎の部屋で、ままごとのような同居がはじまり。
天野商事の悩めるのんき者天野商事の悩めるのんき者
サラリーマンに痴漢されるなんて…。これが、新米サラリーマンの慎吾の唯一の悩みだ。慎吾は、仕事のミスも気にしないのん気者。それに、営業で幼なじみの邦彦がいつもフォローしてくれる。取引先の社長に押し倒された日も、邦彦はいち早く駆けつけ、優しくなぐさめてくれたのだが…。この夜から慎吾は、更にディープな悩みを抱えることになったのだ。
キミの呼ぶ声キミの呼ぶ声
明良は幼いころからまーくんが大好きで、何をするにもあとをついていっていた。大きくなって、呼び方がまーくんから政孝に変わるころ、明良の気持ちも幼なじみのものから変化してきた。だが、その気持ちを政孝に知られて今までの関係をこわしたくない明良は、だんだん政孝をさけるようになった。ところがある日、明良に黙って政孝が引っ越してしまった。ショックを受けた明良は結局、春から政孝と違う高校に通うことに。このまま政孝を忘れることができるのか!?そんな時、同窓会のハガキが舞い込んできて。
PREV1NEXT